ふしぎ君のオーディオライフ

自分に合う音を見つけ、どこにでも持ち運べるポータブルオーディオの魅力。自分だけの音の世界。毎週水、土曜日に更新します。

4.それでも好みの音にならなければイヤホンを変えてみる!~その2~

ページは変わりますが前回の内容の続きとなります。

 

・ケーブルが取り外し可能か

イヤホンを使っているうちにケーブルが断線したときに、イヤホン本体を変えなくともケーブルを別のものに変えれば復活するというメリットがあります。また、音質そのものを変えてみたいと思った時にもケーブルは一つの選択肢となりますが、これはその他のものを一通り自分の好みに合うものを見つけた後でいいと思います。ケーブルによっても確かに音は変化しますが、相対的に変化がわかりにくいので最初からそこにお金をかけるのはもったいないです。

 

さらにもう一つ、バランス接続に対応しているプレイヤーをお持ちの方はそのサイズ規格にあうプラグを使うためにケーブルを変えることもあるでしょう。ここまでくると完全にオーディオ通になるレベルです。(笑)

 

一般に使われているのはアンバランス接続というものです。ちょっとここは私もまだ曖昧な理解なのですが、バランス接続とは左右の音の信号をプレイヤーからイヤホンにかけて完全に分離した状態で耳に届けるというものです。アンバランス接続はプレイヤーから出される音の信号が左右共通の道を通るので、イヤホンにたどり着くまでの過程で信号がまざってごちゃごちゃ(表現しにくいです...(´;ω;`))するようなのですが、バランス接続は初めからこっちは右の音の信号、で左の音の信号はこっち!みたいに隔たりがあるので、音の明瞭感が増すという変化が味わえるのです。

 

これのイメージとして道路を思い浮かべてください。道路には沢山の車が走っていますよね?車一台一台が音の信号だと思ってください。片道三車線の場合、交差点に差し掛かる前に右に曲がりたい車は一番右の車線を走ります。左に曲がりたい車は左車線を走ります。これがしっかりルールとして決められているので交通がスムーズになっているわけですね。(ルールがプレイヤーにあたります。)これがバランス接続の状態です。

 

ですがどの場所においても同じような道路があるわけではありません。右に曲がるつもりなのに道路の左端を走っていたりすると、右に曲がる際に他の車にも影響し交通全体にダメージを与えます。これがアンバランス接続の状態です。この二つの状態の道を上から比較するとバランス接続の状態は非常に透き通っていて、アンバランス接続はカオスな状態なのが一目瞭然です。ここまではっきりな違いが音の信号の世界で現れるかというと分かりませんが(二つの信号がぶつかっても個々の信号の状態は保存されるので完全に通過すれば元通りになる)、極端な話をするとこんな感じかと思います。

 

・値段について

やはり値段の問題は避けて通れないですよね…。やはりいろんなイヤホンを試聴してみることをオススメします。当たり前の事ですが聴いてみて自分の好みの音であり、かつこの音ならその値段だしても後悔しないなら買いだと思います。値段が高いものは基本音がいいというのは当然なのですが、必ずしもその"いい音"が皆さんの好みの音なのかはわかりませんので。

 

 

私が普段使っているものの紹介をすると、campfire audioというアメリカのメーカーが出しているイヤホン、Andromedaを使用しています。緑好きの私からすると色からしてもうたまりません笑

プレイヤーは韓国のメーカーcowonのplenue2 mkⅱを使っています。後ほど軽くこちらもご紹介いたします。

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このイヤホンは、中高音がものすごく明瞭で硬い音をしています。弦楽器、特にアコースティックギターや琴の音が美しく、耳元で本当に弦が振動しているような音を鳴らします。感度が非常に高いので小さな音でも難なく聞き分けることができます。聴きなれた音楽にもこんな音あったんだって、私が購入前試聴していた時から思っていました。これぞ、BAのなせる業とつくづく感じます。女性男性ボーカルは問わず、どちらも気持ちよく聞かせてくれます。

 

鼓膜を震わせるような低音が好みの方だと、少し低音は物足りなく感じるかもしれません。ですが、それでも十分といえるほど低音も鳴らしてくれます。細かな低音の粒が一つ一つ耳に入ってくる感じです。よく言われる表現だと、量感はそれほど多くはないですが一つ一つの低音の質がとても高いです。音場も個人的にはそれほど大きくはないと感じています。

 

欠点らしい欠点はあまり見受けられないのですが、イヤホンの筐体が独特の造りになっているので耳にフィットするかは個人差があります。しかしフィットしてしまえばもう最高です。

金属筐体になっているので、汗をかく夏場や寒い冬の時期になると空気中の水分が結露してノズルあたりに水がついたりするので気を付けなくてはいけません。ドライバーは金属ですので、錆には細心の注意が必要です。使っていない間は乾燥剤の入った箱に入れておくことがよいでしょう。イヤーピースの話でも出しましたが、このイヤホンには耳垢防止のイヤーピースを用いると少し音の聞こえ具合が変わってしまうのでなるべく使用しない方がいいです。

 

次回はプレイヤーについて書いていこうと思います!よろしくお願いします!